車両紹介
ヤマハ ポッケ(80年式、元々は50cc/3馬力)
オーナー わたべ☆ゆう様
昨年中は大変お世話になりました。 おかげさまでめっきを施していただいたチャンバーは無事車輌に搭載できて、 先日やっと試運転にこぎつけました。
NAKARAIさんにお願いしたチャンバーのめっきは本当に美しく、寒い日に全開で走ったあと外気で 急に冷やされても膨れひとつありません。 こんど小物もお願いしようと考えていますが、取り急ぎ今の状態を撮影したので ご覧ください。
なお、現車輌は軽二輪登録をしたスペシャルポッケで、エンジンは200ccのSDR用が搭載されています。
ポッケの小さく華奢なフレームに、こともあろうに(笑)SDRの200cc(34馬力)エンジンを搭載した「ポッケ・モンスター」。軽二輪登録なので高速道路もへっちゃらです!
ポッケのバックボーンフレームに、まず可能な限り上方/前方となるよう エンジンを位置決めし、これに合わせてSDRのダウンチューブを曲げ加工、 フレームにマウントを新規追加して両者をボルトで締結。
脚周りは削り出しブリッジでオフセットを適正化したTZM50用フォークと、 この車輌用に特注(!)したクアンタムのショックユニットで万全です。 スイングアームは20世紀に販売されていたキタコのポッケ用(絶版?)に スタビを追加しています。 タイヤはF:100/80-10、R:100/90-10 (元は3.50-6)。 直安性も良く、殆ど振られないのでステダンは装備していません。
ブレーキはフロントをロッキードAP、リヤをJog用ブレンボとして ストッピングパワーも満足いくものになっています。
タンクは御殿場のビーターさんに作ってもらったアルミの一品モノ(!)で、 キッズレーサーPW80用のコックでガソリン流量を確保。 シートは浜松のシートジョイさんにお願いしたスペシャル(!)。 「Pocke」ロゴはノーマルを元に自らデータを作成、 自家用カッティングプロッター(このために購入)で切り出しました。 シート後方の「YAMAHA」ロゴもシルク版を自家製作してプリント。
冷却系はコンパクトで高効率なグランドマジェスティ400用を流用。 取付ブラケットは自ら図面を引き、NC加工データを生成したうえで レーザー板金の試作屋さんにステンレス材での製作を依頼したものです。
排気デバイス「YPVS」もそのまま搭載し、チャンバーはSP忠男のSDR用を 小改造したのち、NAKARAIさんにめっきしてもらった物です。 キャブはケーヒンPWK28にK&Nパワーフィルターを装着。
某所で140キロ(!!)までは出しました。もっと出るのは確実ですが 怖くてそれ以上スロットルを開ける気になれません・・・。
・・・ああ、とても語り尽くせない(苦笑)。